グループホームでキャリアを積みたいと考えた時、キャリアデザインを考えることが大切です。キャリアデザインとは、介護士として自分が歩みたいキャリアを明確にし、計画を具体的に立てることを言います。そのためには、グループホームの特徴を知ることだけではなく、どのようにすれば、将来的に自分の望む働き方を実現できるかを考えなければいけません。
高齢者をケアするスペシャリストになりたいのなら、介護福祉士の取得を検討してみると良いでしょう。介護福祉士は、国家資格であり、グループホームでもその知識を十分に活かせます。資格がなくともグループホームで働くことはできますが、資格があれば、資格手当など待遇の優遇がある上、将来的に管理者へのステップアップも可能となります。
介護福祉士の資格を取得するためには、福祉系の大学で養成施設を卒業する、福祉専門の高校を卒業する、または実務経験3年以上加えて実務者研修の取得などの条件を満たして国家試験に合格する必要があります。
その他、認知症に特化した資格を取得するのもおすすめです。例えば、一般社団法人日本認知症ケア学会が認定する認知症ケア専門士といったものがあります。5年毎の更新制の資格であり、勉強の中で認知症の方に対する高度なサポート技術を習得することができます。認知症への知識と技術が深まれば、現場で求められる場面は多くなるはずです。
このように、自分の将来ありたい姿を具体的にイメージし、今必要な事は何かを考えてみて、自分のキャリアデザインを立ててみてください。